指の第一関節の変形って何?へバーデン結節とは!?【一宮市の接骨院】
2025年05月17日

こんにちは、いわくら肩甲骨骨盤接骨院です。
指の第一関節が変形してしまうへバーデン結節、聞いたことはありますか?
痛みや腫れが出てしまったりして生活に支障が出てしまうことがあります。
今回はへバーデン結節について詳しく解説していこうと思います!
へバーデン結節とは
指の第一関節が変形してしまう原因不明の病気です。
第一関節の上側にコブのような変形(結節)が出来るのが特徴で、変形の程度は個人差があります。

第一関節の変形を『へバーデン結節』、第二関節の変形を『ブシャール結節』と呼びます。
へバーデン結節の症状
人差し指から小指にかけての第一関節が赤くはれたり痛みが出て曲がっていく変形が主な症状となります。
親指にも症状が出ることもあります。
発生初期には痛み、腫れ、熱を持つことがあり指の動きが悪くなることも多く、痛みによって物を強く握ったりすることが出来なくなります。
そのため食器を洗ったり布巾を絞ったりする動作がしにくくなることがあります。
症状が進行していくと徐々に関節の甲側に骨が盛り上がっていきます。
初期にみられていた痛みはだんだんと落ち着いていきますが変形は進行し第一関節は曲がっていきやがて指が最後まで伸びなくなっていきます。
そして一度変形してしまったものは自力では二度と元の形には戻りません。
また第一関節の近くに水膨れのようなものが出来たりすることもあります。
へバーデン結節の原因
へバーデン結節は初めにお話ししましたが原因が不明です。
ですが手をよく使う人には起こりやすいと言われており、手指に繰り返し負荷がかかったり長期間にわたって負担をかけた際に発症しやすいです。
・家事での指の使い過ぎ
・仕事などで物をつかんだり握ったりすることが多い
・裁縫などの細かな作業
・スマートフォンの長時間の使用
具体的に挙げればこれらのことが引き金となることがあります。
そして40~50代の女性に発症しやすいのも特徴で、更年期障害によって女性ホルモンの一つである『エストロゲン』が急激に減少し関節を覆う膜である『滑膜』が炎症を起こしやすくなりへバーデン結節を起こします。
遺伝による発症は証明されていませんが体質が似ていることを考慮して指先に負担をかけないように注意しましょう。
へバーデン結節の治し方
へバーデン結節は治すというよりも、痛みを抑えたり変形の進行を遅らせることは可能です。
痛みが出ている関節をなるべく使わないようにしたりかかる負担を軽減していきます。
一日使った後や仕事終わりなどには冷湿布やアイシングをして炎症を少しでも抑えておくことも大切です。
テーピングやサポーターで指の動きを制限することで負担の軽減や意識するため安静は保ちやすくなります。
まとめ
へバーデン結節は一度発症すると、時間をかけて痛みや変形を伴う病気です。
手を使わないでいることは難しいので一日の内に安静にしたりアイシングなどのケアをする時間を作っていきましょう。

当接骨院では指の痛みに対し、炎症を抑える効果が期待できる超音波施術、痛みの軽減が期待できるハイボルテージ施術、原因筋のマッサージ、ストレッチ、姿勢矯正など、一人ひとりに合わせた施術を行っています!