テニス肘(外側上顆炎)

- 肘の痛みで握る動作が辛い
- キーボードやマウスを長時間使うと肘が痛い
- 肘の外側を押すと痛む
- 手首を返す動きをすると肘が痛い
- スポーツや仕事に支障が出ている
ペットボトルのフタを開ける、タオルを絞る、マウスを1日中動かす——そのたびに肘の外側がズキッ。テニス肘(外側上顆炎)は、実はテニスをしない人が大多数という、名前に騙されやすい症状です。
![]() | 痛いのは肘なのに、悪さをしているのは「手首を反らす筋肉」。この構造が分かると、なぜマウス作業で肘が痛むのかが見えてきます。 |
テニスをしなくてもなる、テニス肘
手首を反らす・指を伸ばす筋肉たち(短橈側手根伸筋など)は、すべて肘の外側の一点(外側上顆)から始まっています。手首や指を使うたびに、この付け根が引っ張られる。使いすぎで付け根が傷んで炎症を起こした状態が、テニス肘です。

📊 研究報告
外側上顆炎の有病率は成人の1〜3%と報告され、発症のピークは40〜50代。職業上の反復動作(PC作業・調理・介護など)が主要因で、テニス愛好家は患者全体の一部にすぎません(Shiri et al., 2006)。
日常のこの動作が、肘にくる

マウス操作は「手首を軽く反らせたまま固定」の連続。買い物袋は「手のひらを下に向けてつかむ」持ち方が付け根を強く引っ張ります。手のひらを上に向けて持つだけで肘への負担は大きく変わる——こうした使い方の修正が、施術と同じくらい大切です。
📍 POINT
もう一歩踏み込むと、肘の負担は「肩甲骨と姿勢」で決まります。巻き肩で肘が体から離れた作業姿勢は、前腕の筋肉に余計な仕事をさせ続けます。当院が肘だけでなく肩甲骨から整えるのはこのためです。
✅ セルフチェック
☑️ ペットボトルのフタ・ドアノブを回すと肘の外側が痛い
☑️ タオルを絞る動作で痛む
☑️ マウス・キーボード作業が1日5時間以上
☑️ 重い物を手のひら下向きで持つと痛い
☑️ 肘の外側の骨の出っ張りを押すとピンポイントで痛い
2つ以上当てはまればテニス肘の可能性大。「使いながら治す」には使い方の修正が必須です。
いわくら肩甲骨骨盤接骨院の施術

同じような痛みでも痛みの原因は人それぞれです。使いすぎや使い方の問題など痛みの原因を徒手検査(痛みの誘発テスト)などを行って特定していきます。
テニス肘は上腕骨外側上顆という骨の表面で炎症を起こしている痛みなので修復を促す組織の対象が骨の表面になります。
したがってマッサージなどではアプローチできない部位には超音波×特殊電気(ハイボルテージ)といった炎症を抑え組織修復を促す施術を行います。


テニス肘は上腕骨外側上顆が炎症を起こす痛みですが、そもそも炎症を引き起こした原因は短橈側手根伸筋という筋肉に負担が蓄積して以上に緊張していることです。
したがって痛みや炎症を抑える施術と原因の筋肉を緩める施術を同時進行で行って再発防止と早期回復を促します。
1 検査で痛みの部位と誘発動作を特定
肘・手首・肩甲骨まで含めて負担の流れをチェックします
2 前腕の緊張をリリース
付け根を引っ張っている手首・指の筋肉を丁寧に緩めます
3 肩甲骨・姿勢から負担を減らす
巻き肩・作業姿勢を調整し、前腕の「働きすぎ」を解消します
4 使い方の修正とテーピング
物の持ち方・マウス環境の改善案と、負担を逃がすテーピングを提案します
📍 POINT
【選べる施術スタイル】当院では、しっかり関節を矯正する「ボキボキ整体」と、音を鳴らさない「ソフト整体」のどちらにも対応しています。ご希望とお体の状態に合わせてご提案しますのでご安心ください。
「骨に異常があったらどうしよう」と不安な方も、まずは一度、当院で見せてください。国家資格者が検査で状態を確認し、医療機関での画像検査が必要と判断した場合は、当院から紹介状をお書きして連携します。順番に迷って動けないまま悪化させてしまうのが一番もったいないパターンです。
よくあるご質問
Q. サポーター(エルボーバンド)は効きますか?
A. 作業時の負担軽減に有効です。ただし外せば元通りなので、筋肉と使い方のケアとセットで使いましょう。
Q. 注射を打ちましたがぶり返しました。
A. 注射は炎症への対処で、引っ張る筋肉の緊張と使い方はそのままだからです。再発予防側のケアを当院が担当できます。
Q. 仕事でマウスをやめられません。
A. やめる必要はありません。マウスの位置・腕の置き方・休憩の入れ方で負担は大きく変わります。環境改善もアドバイスします。
Q. どちらの手にも出ることはありますか?
A. あります。特に作業要因の場合は両側に出やすく、使い方の見直しがより重要になります。
Q. どのくらいで良くなりますか?
A. 慢性化の程度によります。数ヶ月我慢した方ほど時間がかかる傾向があるため、早めにご相談ください。

フタを開けるたび、タオルを絞るたびのあの痛みから卒業。
肘×手首×肩甲骨、負担の流れごと整えましょう。
参考文献
- Shiri R, et al. Prevalence and determinants of lateral and medial epicondylitis: a population study. Am J Epidemiol. 2006.(有病率1〜3%・職業要因)
- Coombes BK, et al. Management of lateral elbow tendinopathy. Br J Sports Med. 2015.(外側上顆炎マネジメントのレビュー)









