野球肘はどんなもの?【岩倉市の接骨院】

2025年02月4日

こんにちは!いわくら肩甲骨骨盤接骨院です!

野球をしているお子さんによくみられる野球肘ですがなぜ発症してしまうのでしょうか?
今回はそんな野球肘についてお話します!

野球肘とは?

ボールを投げる際、肘内側には関節を引っ張る力外側、後方には関節を圧迫する力が加わります。
投げすぎによる繰り返しの負荷によって起こるものが野球肘です。

野球肘にはさまざまな種類が存在します。
肘の内側が痛くなるもの外側が痛くなるもの後方が痛くなるものなど痛くなる部分によって原因が変わってきます。
それらをまとめて野球肘と呼ばれます。
3つの中でも多くは内側にみられます。

また症状が成長期前にみられるのか成長期後にみられるのかによっても原因が変わってくるため注意がが必要です。

肘内側の症状

内側上顆障害

肘内側(内側上顆部)に存在する成長軟骨に負荷がかかり炎症が起きてしまうものです。
成長期である子供に多くみられます。
野球肘の中でも1番多くみられる症状です。
始めは違和感や休憩をとれば治まる程度ですがだんだんと投球中や投球後に痛みがみられるようになり休憩をとってもなかなか痛みが引かなくなってきます。
また、成長軟骨や骨が割れる(裂離)する場合もありこれは1球を投げた負荷により発症します。

骨端線離開

内側上顆には成長軟骨が存在し、中学生ごろに上腕骨と癒合していきます。
それが繰り返しの投球負荷によりうまく癒合しない場合があります。
これが骨端線離開です。
成長軟骨が上腕骨から離れてしまうため痛みを伴います。

内側側副靭帯損傷

繰り返しの投球負荷により肘へ強い外反ストレスがかかり外反を制御する内側側副靭帯が損傷を起こしてしまうものです。
骨端線が閉鎖した高校生以上の年代でみられます。
繰り返しの負荷で起こるため部分的に断裂する場合が多いですが重症になると手術となります。

肘外側の症状

離断性骨軟骨炎

肘外側(上腕骨小頭)の軟骨部が繰り返しの投球負荷により分離してしまうものです。
10歳前後の2%の割合でみられます。
内側や後方の障害よりも重い症状がみられます。
発症後始めは痛み、可動域制限を感じることは少ないですが、だんだんと痛みが強くなり可動域制限がみられるようになります。
また、放置していると関節から軟骨が完全に遊離し関節ねずみとなり肘のロッキングなどの症状を引き起こします。

肘後方の症状

骨端線閉鎖不全

投球モーションのフォロースルー時に肘が伸びる際、骨同士が衝突することにより骨端線が開く力が加わり骨端線の癒合が遅れてしまったり、骨折したりしてしまうものです。
骨端線閉鎖前の小学生から中学生で起こる可能性があります。

肘頭疲労骨折

繰り返しの投球動作により骨同士の衝突が起こり疲労骨折を引き起こします。
骨端線閉鎖後の高校生以上にみられます。

このようにさまざまな症状を引き起こすため症状が疑われる場合は早期の施術が必要となってきます。

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