【10代男性】バスケ中に左足首を捻挫…歩くのもつらい状態から大会復帰を果たした症例【一宮市の接骨院】
2026年10月26日
こんにちは!いわくら肩甲骨骨盤接骨院です!
今回は、バスケットボールの練習中に左足首を捻挫した高校2年生の男性の症例をご紹介します。
ジャンプの着地に失敗し、翌日には歩くだけでも強い痛みが出ている状態でした。以前にも捻挫を繰り返しており、さらに2か月後には大切な大会を控えていました。
今回は、強い痛みがある時期の施術から、運動の再開、再発予防まで段階的に取り組み、大会への復帰につながった経過をお話します!
来院背景
来院前日、部活動で相手のシュートをブロックしようとジャンプした際、着地に失敗して左足首をひねりました。足裏が内側を向いた状態で体重がかかり、足首の外側に強い痛みが出ました。
以前にも足首を捻挫し、湿布で痛みをしのいでいたそうです。しかし今回は歩くだけでも痛みが強く、2か月後の大会を気にかけて翌日に来院されました。
初回時の所見

左足首の外側には腫れと熱感があり、特に外くるぶしの少し前を押すと強い痛みが出ていました。
足首を上に曲げる、下に伸ばす、足裏を内側へ向けるといった動きでも痛みが強く、歩き始めや歩いている途中にも痛みが出る状態でした。
痛みを0〜10で表すペインスケール(PS)は10/10。足首をひねった状況と痛みの出ている場所、腫れや熱感などから、左足首の内反捻挫を疑いました。
捻挫とは?

捻挫とは、関節に無理な力が加わり、骨と骨をつなぐ靭帯などを傷めるケガです。
足首の場合、特に多いのが、足裏が内側を向くようにひねる「内反捻挫」です。
今回のようにジャンプの着地に失敗すると、足首が内側に大きく傾き、外側の靭帯が一気に引っ張られます。
このとき傷めやすいのが前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)です。
外くるぶしをつくる腓骨と、足首の関節にある距骨をつないでおり、足首が前方へずれたり、内側へひねられすぎたりするのを防いでいます。
靭帯は、骨と骨をつなぎとめる丈夫なベルトのようなもの。
着地の勢いでそのベルトが急に引き伸ばされると、靭帯の線維が傷つき、周囲に腫れや熱感、動かしたときの痛みが出ます。
今回、外くるぶしの前側に強い痛みが出ていたのも、この部分に負担が集中したためと考えられました。
足首の捻挫は初期対応が重要
足首の捻挫は、ケガをした直後にどう対応するかが、その後の回復や再発のリスクに関わります。
特に気をつけたいのは、「少し痛みが引いたから大丈夫」と、そのまま練習に戻ってしまうことです。
痛みが落ち着いても、傷ついた靭帯や足首の機能が十分に回復しているとは限りません。
早い段階で患部を保護せずに無理な運動を続けたり、必要なリハビリを行わなかったりすると、足首のぐらつきが残り、捻挫を繰り返すリスクが高まります。
こうした不安定感や捻挫の繰り返しが長く続く状態を、「慢性足関節不安定症」と呼びます。
今回の患者さんにこの診断がついたわけではありませんが、以前にも捻挫をしていたため、特に注意したい点でした。
だからこそ初期は損傷の程度を確認し、適切な固定と運動量の調整を行うことが大切です。そして痛みが落ち着いてきたら、足首の動きや筋力、バランス能力を段階的に戻していきます。
初回来院時に行った施術
今回は受傷翌日で腫れや熱感が強く、歩くときにも痛みが出ていました。
そこでまずは、炎症に伴う痛みを落ち着かせ、傷ついた靭帯を保護することを優先しました。
患部にはハイボルテージと超音波を組み合わせた物理療法を実施しました。
ハイボルテージは電気刺激を利用して痛みの緩和を目指す施術で、超音波は細かな振動を利用して患部にアプローチする施術です。今回は痛みを和らげることを目的に組み合わせて使用しました。
また、足首からふくらはぎにかけて筋肉の張りも強く出ていたため、患部への刺激を避けながら周囲の筋肉を軽く緩める手技を行いました。
歩くたびに足首が内側へ倒れると、外側の靭帯に再び負担がかかります。
そこでテーピングで足首を固定し、歩行時の負担を抑えました。
痛みが強い時期は無理なストレッチを控え、部活動も一時的に中止。
まずは週3回の通院で状態を確認していく方針としました。
大会復帰までの施術経過

1週間後|痛みは7/10に
痛みはPS10/10から7/10になりました。最初と比べると落ち着いてきたものの、まだ歩くと痛みが出る状態です。
この段階で練習に戻ると、着地や踏み込みで靭帯に負担がかかるため、ハイボルテージと超音波を継続。通院頻度は週2回に調整しました。
2週間後|痛みは5/10に
PSは5/10まで下がり、足首を動かしたときの痛みも軽くなってきました。ただ、動かした際の違和感や痛みはまだ残っていました。
痛みが半分になったからといって急に運動を増やさず、患部の様子を確認しながら施術を続けました。この時期の通院も週2回です。
3週間後|軽い運動を再開
PSは3/10となり、運動時の痛みも軽減傾向でした。大会まで残り約1か月となったこの時期から、軽い運動を少しずつ再開し、運動療法も取り入れました。
ジャンプや切り返しは急がず、運動後の痛みも見ながら負荷を増やす方針です。通院は週2回で継続しました。
5週間後|再発予防の段階へ
PSは1/10まで下がり、痛みはかなり落ち着いてきました。そこで、足首の筋力やバランス能力を意識した再発予防のトレーニングを指導しました。
施術頻度は週1回に変更し、その後も運動量を調整しました。2か月後の大会には無事に間に合い、思う存分プレーできる状態になりました。
現在も足首の状態を確認しながらメンテナンスを続けています。
なお、競技復帰までに必要な期間は、靭帯の損傷程度や回復状況によって異なります。
部活動復帰後に続けたい足首のケア
バスケットボールでは、片脚での着地や急停止、切り返しのたびに足首を安定させる力が必要です。
そこで大切になるのが、すねの外側にある長腓骨筋・短腓骨筋です。足首が内側へ倒れすぎないように働き、着地したときの安定性に関わります。
再発予防には、こうした筋肉のトレーニングに加え、片脚立ちなどでバランスを保つ練習や、足首の柔軟性を維持するストレッチも役立ちます。
練習後に痛みや腫れが強くなっていないかを確かめることも大切です。以前のように湿布だけで済ませず、痛みが引いたあとも普段からケアを続けることが、安心してバスケットボールに取り組むための一歩になります。
足首の捻挫についてよくある質問
Q. 歩ければ軽い捻挫ですか?
A. 歩けるかどうかだけでは、ケガの程度は判断できません。靭帯が傷ついていても歩ける場合があり、骨折を伴うケースもあります。強い腫れや骨の部分の痛みがあれば、早めに医療機関で確認しましょう。
Q. 捻挫直後にストレッチしてもいい?
A. 腫れや熱感、強い痛みがある間は、無理に伸ばさないことが大切です。まずは足首を保護し、痛みの様子を見ながら少しずつ動かしていきます。
Q. 部活動にはいつから復帰できますか?
A. 捻挫の程度や回復状況によって異なります。痛みが軽くなっただけで判断せず、足首の動きや筋力、ジャンプの着地での安定性などを確認することが重要です。軽い運動から始め、段階的に通常の練習へ戻していきます。
Q. 捻挫を繰り返すのはなぜですか?
A. 靭帯の損傷に加えて、足首周囲の筋力やバランス能力が十分に回復していないことが原因の一つです。痛みが引いても足首の不安定さが残っていると、再び捻挫する危険が高まります。そのため、再発予防のトレーニングまで行うことが大切です。
まとめ
今回の患者さんは、バスケットボールの着地で左足首を捻挫し、来院時は歩くだけでも強い痛みが出ていました。
受傷翌日から患部の保護と痛みの軽減を目的とした施術を行い、状態に合わせて運動療法へ移行。5週間後には痛みが10段階中1まで軽減し、2か月後の大会にも無事に復帰することができました。
今回特に大切だったのは、炎症が強い時期に無理をせず、痛みの変化に合わせて施術内容や運動量を調整したことです。また、過去にも捻挫を繰り返していたため、痛みが落ち着いたあとも再発予防に取り組みました。
足首の捻挫は、痛みが引いたからといって安心せず、初期対応からリハビリまで適切に行うことが大切です。
捻挫を繰り返している方や、部活動・スポーツへの復帰に不安がある方は、いわくら肩甲骨骨盤接骨院へお気軽にご相談ください!
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