【50代女性】朝の一歩目で激痛…立ち仕事で悪化した足底筋膜炎の症例【一宮市の接骨院】

2026年10月12日

こんにちは!いわくら肩甲骨骨盤接骨院です!

朝起きてベッドから立ち上がった瞬間、「かかとが痛くて足をつけない」。そんな経験はありませんか?

今回ご紹介するのは、左のかかとに強い痛みが出て来院された50代女性の症例です。工場勤務で安全靴を履きながら長時間立つことが多く、特に朝起きて最初に足をつく時の痛みに悩まれていました。

「少し歩けば楽になるから大丈夫かな」と様子を見ていたものの、仕事中も立っている時間が長くなるにつれて痛みが強くなり、日常生活にも負担を感じるようになったため来院されました。

来院までの経緯

患者さんは工場に勤務されており、仕事中は安全靴を履いて長時間立った状態で作業をしています。

最初は「仕事で立ちっぱなしだから疲れているのかな」と考えていましたが、徐々に左かかとの痛みが強くなってきました。朝起きた直後が最もつらく、床に足をついた瞬間に強い痛みが出ます。

しばらく歩いていると少し動きやすくなるものの、仕事中に長時間立っていると再び痛みが強くなり、夕方になると朝に近いほどの痛みを感じる状態でした。

初回来院時の状態

左のかかとを確認すると、かかとの足裏側に強い圧痛がありました。
さらに土踏まずの部分にも押した時の痛みがあり、立ち上がりや歩き始めなど、最初の動作で特に痛みが強く出ていました。

痛みの程度は、朝の一歩目が10/10、日中が6/10、夕方が9/10。
朝に強く痛み、動いているうちに一度軽くなるものの、長時間の立ち仕事で再び痛みが強くなるという特徴がみられました。

足の形を見ると、土踏まずのアーチがやや低く、扁平足ぎみでした。
さらに、ふくらはぎの筋肉も硬く、足首を上に曲げる動きも少なくなっていました。

これらの所見と痛みの出方から、今回は足底筋膜炎が疑われる状態と考えました。

足底筋膜炎とは

足底筋膜とは、かかとの骨から足の指の付け根まで伸びている丈夫な組織です。
足の裏にある土踏まずを下から支え、立った時や歩いた時に足へかかる衝撃を受け止めています。

イメージとしては、足の裏に張られている「丈夫なゴム」のようなものです。歩くたびに足底筋膜が適度に伸び縮みすることで、足のアーチを保ちながら身体を前へ進めています。

ところが、足底筋膜へ繰り返し負担が加わると、特にかかとの付け根付近に痛みが出ます。これが足底筋膜炎でよくみられる状態です。

朝の一歩目が痛む理由

足底筋膜炎では、朝起きた直後の一歩目に強い痛みが出る方が多くみられます。

寝ている間は足を動かすことが少ないため、足底筋膜やふくらはぎが硬くなります。その状態から急に立ち上がると、硬くなっていた足底筋膜に体重が一気にかかります。

特に、かかとの骨に付着している部分が急に引っ張られるため、朝の一歩目に強い痛みが出ます。今回の患者さんも「朝起きて最初に立つ時が一番痛い」という特徴がはっきり出ていました。

今回考えられた原因

今回の患者さんは、かかとだけに問題があったわけではありません。
大きく関係していたのが、ふくらはぎと足底筋膜の硬さです。

ふくらはぎを構成する腓腹筋やヒラメ筋が硬くなると、足首を上へ曲げる動きが小さくなります。歩く時には、身体が前へ進むのに合わせて足首もしっかり曲がる必要があります。しかし足首が硬いと、その動きを足の裏で補うため、足底筋膜へ余計な負担がかかります。

今回も足首の動きが低下しており、これが足底筋膜への負担につながっていました。

もう一つ大きく関係していたのが扁平足傾向です。土踏まずのアーチには、体重が足にかかった時の衝撃を分散する役割があります。アーチが低下すると、立ったり歩いたりするたびに足底筋膜が引き伸ばされる量が増えます。

さらに、患者さんは工場勤務で、長時間立った状態で安全靴を使用しています。安全靴は足を守るために必要ですが、靴底が硬かったり、足のアーチに合っていなかったりすると、立ち仕事が続くことでかかとや足裏へ負担が集中します。

今回は、ふくらはぎの硬さ、足底筋膜の硬さ、足首の動きの低下、扁平足傾向、長時間の立ち仕事、安全靴の使用が重なり、左の足底筋膜へ負担が続いていたと考えました。

足底筋膜と骨棘の関係

足底筋膜への負担が長期間続くと、かかとの骨に「骨棘」と呼ばれる骨の突起がみられる場合があります。

足底筋膜はかかとの骨に付着しているため、そこへ繰り返し引っ張る力が加わることで、付着部分に骨の変化が生じます。

ただし、骨棘があるから必ず痛みが出るわけではありません。骨棘があっても痛みのない方もいれば、骨棘が確認されなくても強いかかとの痛みが出る方もいます。

そのため、かかとの痛みを見る時は骨の状態だけでなく、どこに圧痛があるのか、足首がどの程度動くのか、ふくらはぎが硬くなっていないか、足のアーチが低下していないかまで確認することが重要です。

今回行った施術内容

初回来院時は、かかとの痛みが強く、圧痛もはっきり出ていました。そのため、まず患部への刺激を強くしすぎないよう注意しながら、ハイボルテージと超音波を組み合わせた施術を行いました。

同時に、硬くなっていた足底筋膜や土踏まず周辺には手技を行い、足裏の柔軟性を確認しながら施術を進めました。さらに、硬さの強かったふくらはぎのストレッチと足の指のストレッチも行いました。

自宅でのケアとしては、ふくらはぎや足裏のストレッチを続けること、安全靴の中で足が動きすぎないようにすること、必要に応じてインソールで土踏まずを支えることをお伝えしました。

施術経過

初回

朝の痛みは10/10、夕方は9/10と強く、左かかとの圧痛もはっきり出ていました。
来院時は患部の痛みが強かったため、ハイボルテージと超音波を中心に施術しました。同時に、硬さが目立っていた足底筋膜や土踏まず周辺への手技、ふくらはぎと足の指のストレッチを行いました。

初期は痛みが強かったため、施術頻度は週2回としました。

2週間後

朝と夕方の痛みは6/10まで低下しました。
初回と比べると痛みは落ち着いてきましたが、朝の一歩目や仕事後にはまだ痛みが残っていたため、ハイボルテージと超音波を継続しました。

この時期はまだ負担が強く残っていたため、週2回の施術を継続しました。

4週間後

全体的な痛みは5/10程度まで低下し、日中の痛みは4/10ほどになりました。

朝や夕方には痛みが残っていましたが、日中の立ち仕事では以前より負担が少なくなってきたため、この段階から施術頻度を週1回へ変更しました。

8週間後

痛みは3/10まで低下しました。
朝の一歩目や長時間立った後には多少気になるものの、来院当初のような強い痛みは落ち着いていました。

この段階からは、足底筋膜やふくらはぎの柔軟性を保ち、再び足裏へ負担が集中しない状態を維持することを目的に、施術頻度を2週に1回へ変更しました。

現在

現在も2週に1回の施術を継続しています。

足底筋膜とふくらはぎの硬さ、足首の動き、足のアーチの状態を確認しながらメンテナンスを行っています。

Q&A

Q. 朝だけ痛くても相談した方がいい?

A. 朝だけの痛みでも、毎日のように繰り返している場合は足底筋膜へ負担が続いている状態です。痛む場所だけでなく、足首の動きやふくらはぎの硬さ、足のアーチまで確認することが大切です。

Q. ふくらはぎの硬さも関係する?

A. 関係します。ふくらはぎが硬くなると足首を上へ曲げにくくなり、本来足首で行う動きを足の裏で補うようになります。その結果、足底筋膜への負担が増えます。

Q. インソールは使った方がいい?

A. 扁平足やアーチの低下がある場合は、インソールによって土踏まずを支えることで、足裏にかかる負担を分散できます。ただし、足の形や普段履いている靴によって合うものが異なるため、状態に合わせて選ぶことが重要です。

まとめ

足底腱膜炎は、単純に「かかとを使いすぎたから痛くなる」というものではありません。ふくらはぎや足底腱膜の硬さ、足首の動きの低下、扁平足によるアーチの低下、長時間の立ち仕事、普段履いている靴など、いくつかの負担が重なることで足底腱膜に繰り返し引っ張る力が加わります。

特に「朝起きた一歩目だけ痛い」という段階では、少し歩くと痛みが軽くなるため、そのまま様子を見てしまう方も少なくありません。しかし負担の原因が変わらないまま立ち仕事や歩行を続ければ、今回の患者さんのように日中や夕方まで痛みが続く状態につながります。

痛みをかばって歩く期間が長くなると、反対側の足やふくらはぎ、膝などにも普段とは違う負担がかかります。そのため、痛みが強くなってから対処するのではなく、朝の一歩目の痛みや、長く立った後のかかとの痛みが続いている段階で身体の状態を確認することが大切です。

足底腱膜炎への施術では、痛みの出ているかかとだけを見るのではなく、足底腱膜の硬さ、ふくらはぎの柔軟性、足首の動き、土踏まずのアーチ、仕事や日常生活で使用している靴まで確認します。今回の患者さんも、こうした部分を一つずつ確認しながら施術と日常生活のケアを続けていきました。

「朝起きて最初の一歩が痛い」「しばらく歩くと楽になるけれど、夕方になるとまた痛む」「立ち仕事をしているとかかとがつらい」という方は、足底腱膜に負担が続いているサインの一つです。痛みを我慢しながら生活を続けるのではなく、早めにいわくら肩甲骨骨盤接骨院までご相談ください!

店舗情報

いわくら肩甲骨骨盤接骨院の外観

【いわくら肩甲骨骨盤接骨院】

〒491-0813
愛知県一宮市千秋町町屋堀添6-2
☎0586-82-5190

受付時間

受付時間月火水木金土日祝
9:30~12:30△〇〇〇〇~13:30×〇
15:00~19:30△〇〇〇〇××〇
※祝日通常営業。△第二・第四月曜日は定休日です。
🚗店舗前に駐車場あり

関連記事

ページの上部へ戻る