【30代女性】産後の腰の張りと反り腰|抱っこでぎっくり腰になった症例【岩倉市の接骨院】
2026年11月2日
こんにちは!いわくら肩甲骨骨盤接骨院です!
出産してから腰の反りが強くなった気がする。以前より腰が張りやすく、子どもを抱っこした後は腰が重い。そんな変化を感じながらも、「育児中だから仕方ない」と過ごしている方は多いのではないでしょうか?
妊娠中はお腹が大きくなるにつれて姿勢や腹筋の状態が変わり、出産後も腰の筋肉に負担がかかる方が多いです。
今回は、1歳のお子さんを抱き上げた瞬間にぎっくり腰を発症した30代女性の症例をごyプ回します!
来院までの経緯と痛みが出たきっかけ
患者さんは、1歳のお子さんを育てている30代女性です。
ベッドに寝ているお子さんを抱き上げようとした瞬間、腰に激しい痛みが走りました。
その後は立ち上がるときも歩くときも痛みが強く、普段どおりに家事や育児をするのが難しい状態でした。
ベッドからの抱き上げでは、前かがみで腕を伸ばし、お子さんの体重を支えながら上体を起こします。身体から離れた位置で重さを持つほど腰への負担は大きくなります。
初回来院時の状態

初回の痛みは10段階中10。
背骨の左右に沿って走り、姿勢を保つ「脊柱起立筋」に強い痛みと圧痛がありました。
腰を前に曲げても後ろに反らしても痛みが強く、歩行や動き始めにも痛みが強く出ていました。
患部には熱感があり、うつ伏せもできず、立った姿勢では骨盤が前に傾く強い反り腰が目立ちました。発症の状況とこれらの所見からぎっくり腰を疑い、まずは痛みの強い部分に負担をかけない施術を優先しました。
妊娠・出産で腰が張りやすくなる理由
お腹の重さと反り腰の関係

妊娠中はお腹が大きくなるにつれて、身体の前側が重くなります。
その重さとのバランスを取るために姿勢が変わり、腰を反らせてしまいます。
反り腰が強くなると、背骨を支える脊柱起立筋が緊張し、腰が張ったり疲れたりする原因になります。
例えば、少し重い荷物をお腹の前で抱えたまま立ち続けると、腰がだんだん疲れてきます。妊娠中の腰にも、それに近い負担がかかります。出産後も、姿勢の癖や筋肉の緊張が残る方が多いです。
今回の患者さんにも強い反り腰と腰の張りがみられました。
妊娠・出産による変化と日々の育児が、今回のぎっくり腰に大きく関係していたと考えました。
引き伸ばされた腹筋と腰の負担

妊娠中はお腹が大きくなることで腹筋が引き伸ばされます。
そのため、出産後は以前のようにお腹に力が入りにくくなっている方も多いです。
腹筋には、お腹を引き締めるだけでなく、腰や骨盤の姿勢を安定させる役割があります。
腹筋を十分に使えないと、立ち上がるときや抱っこの際に背中側の筋肉ばかりが働き、腰の張りにつながります。
また、お腹の正面にある「腹直筋」は、妊娠中に左右の間隔が広がります。
この開きが大きい状態を「腹直筋離開」といい、産後も残っている方がいます。
単に腹筋運動を増やすのではなく、お腹に無理なく力を入れられるようにすることが大切です。
今回も痛みが落ち着いてから、腹筋を含む体幹の筋肉を鍛える指導を行いました。
ぎっくり腰で強い痛みが出る仕組み
ぎっくり腰は、突然強い腰痛が出る「急性腰痛」の通称です。
前かがみから身体を起こす際などに、腰の筋肉や筋膜に急な負担がかかり、筋繊維が傷つく「肉離れ」に近い状態になってしまいます。傷ついた組織に炎症が起こると、痛みや熱感が出ます。
さらに、痛みから腰を守ろうとして周囲の筋肉が強く緊張するため、寝返りや歩行といった動作までつらくなります。
ぎっくり腰には腰の関節や靭帯、椎間板などが関係するものもありますが、今回は脊柱起立筋の強い圧痛と熱感がみられたため、筋繊維の損傷を疑い、腰の筋肉への負担と炎症反応を考慮して施術を進めました。
初期対応
ハイボルテージと超音波施術
初回はうつ伏せになれなかったため、横向きの姿勢でハイボルテージと超音波を組み合わせた施術を行いました。ハイボルテージは電気刺激を利用して痛みの緩和を目指す施術で、超音波も炎症を抑える効果が期待できるため患部の状態に応じて使用しました。
熱感があり、少しの動きでも強く痛む時期だったため、まずは患部を刺激しすぎず、炎症と痛みが落ち着くように対応しました。
患部を避けた手技とアイシング
炎症が強く起きている部分を無理に揉んだり、強く押したりすると、刺激によって炎症や痛みを悪化させるおそれがあります。
そのため、初期は痛みの強い部分への直接的な手技を行わず、張りが強かった脊柱起立筋の上部やお尻の筋肉を中心に、無理のない範囲で緩める手技を行いました。強いストレッチや矯正も控えました。
自宅では熱感と痛みを和らげる目的でアイシングを指導しました。保冷剤をタオルで包み、1回15~30分程度を目安に冷やします。皮膚に直接当てず、長時間冷やし続けないようお伝えしました。
初期の施術頻度は週3回を案内し、回復に合わせて調整しました。
施術経過

1週間後|痛み6/10
初回の10から6まで痛みが下がり、うつ伏せができるようになりました。
ただし、歩くときや腰を動かすときの痛みは残っていたため、ハイボルテージと超音波施術を継続。
通院頻度は週2回に変更しました。
2週間後|痛み4/10
痛みは4まで減少し、身体を動かしたときの痛みも軽くなってきました。
患部への手技を開始しましたが、立ち上がる瞬間にはまだ違和感と痛みが残っていたため、週1回の施術を続けました。
3週間後|痛み3/10
動作時の痛みがさらに落ち着いてきたため、腰や股関節周囲のストレッチと反り腰に対する骨盤矯正を少しずつ開始しました。腰を無理に反らせず、痛みを確認しながら週1回の施術を継続しました。
4週間後|痛み1/10
痛みは1まで低下し、日常動作もかなり楽になりました。
ここからは再発を防ぐことを目的に、腹筋を含めた体幹トレーニングの指導を始めました。
3か月後|反り腰の変化
初回に目立っていた反り腰は、3か月後にはほぼ見られなくなりました。
現在も状態の確認とメンテナンスを目的に、2週間に1回の施術を継続しています。
腰の負担を減らす再発予防の指導
痛みが落ち着いた後は、妊娠中に引き伸ばされた腹筋群を含め、腰や骨盤の姿勢を保つ体幹の筋肉を鍛える運動を指導しました。特に「腹横筋」は、お腹をぐるりと包むようについていて、お腹に力を入れるときに働く筋肉です。呼吸に合わせてお腹に力を入れる練習から始め、腰を反らしすぎずに動くことを意識しました。
あわせて、股関節の柔軟性を高めるストレッチや立ち姿勢の確認も行いました。お子さんを抱き上げる際には、できるだけ身体を近づけ、膝と股関節を曲げて持ち上げることも指導しています。毎日の抱っこで腰に負担を重ねないよう、身体の使い方まで見直すことが大切です。
よくある質問
Q.産後1年でも骨盤矯正は可能?
A.はい。産後1年を過ぎても、骨盤の傾きや筋肉の張り、股関節の動きを確認しながら施術や運動指導を行えます。産後の経過月数だけで決めず、今の身体の状態に合わせることが大切です。
Q.ぎっくり腰では安静が必要?
A.ぎっくり腰の発症直後は、炎症や痛みが強いため、まずは無理をせず安静にすることが大切です。特に痛みが強い1〜2日程度は、楽な姿勢で身体を休め、抱っこや前かがみなど腰に負担のかかる動作を控えます。ただし、長期間寝たままでいると筋力の低下や回復の遅れにつながるため、痛みが落ち着いてきたら無理のない範囲で少しずつ日常生活に戻していきます。
Q.産後のぎっくり腰は再発する?
A.腹筋の働きが十分に戻っていなかったり、反り腰の姿勢で抱っこを繰り返したりすると、腰に負担がかかり続けます。再発予防には、体幹の筋力だけでなく、腰や股関節の柔軟性と抱っこの姿勢を見直すことが大切です。
まとめ|産後の腰の張りは早めの対策を
産後の腰の張りや反り腰は「育児中だから仕方ない」と、そのままにしまいがちです。
妊娠・出産による腹筋の変化に、毎日の抱っこや前かがみの動作が重なることで、腰の筋肉には負担が蓄積していきます。
今回の症例のように、普段何気なく行っている抱っこがきっかけで、強い腰痛につながってしまうのです。
大切なのは、ぎっくり腰になるほど痛みが強くなる前に、身体の状態を見直すことです。 腰の張りや反り腰が気になり始めた段階から、姿勢や筋肉の状態を確認し、適切なケアや運動を取り入れることが腰痛の予防につながります。
いわくら肩甲骨骨盤接骨院では、産後の骨盤の状態や筋肉の緊張、日常生活での身体の使い方まで確認し、一人ひとりに合わせた施術を行っています。育児中の腰痛や産後の反り腰が気になる方は、痛みを我慢せず、お気軽にご相談ください!
店舗情報

【いわくら肩甲骨骨盤接骨院】
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