成長ホルモンと睡眠の関係性とは…傷が早く治る仕組みを徹底解説!【一宮市の接骨院】
2025年06月24日

こんにちは、いわくら肩甲骨骨盤接骨院です!
「寝ている間に体が回復する」とよく言いますが、これは単なる言い伝えではなく、科学的にもしっかりと証明されている事実です。
実は、成長ホルモンと睡眠の質は、傷の治り具合に深く関係しているのです。
今回は、傷が治るメカニズムと、成長ホルモン・睡眠との密接な関係についてお話しようと思います!
傷が治る3つのプロセス
人間の体は、ケガをすると自動的に「自然治癒力」が働き、次の3段階で回復していきます。
① 炎症期(24〜72時間)
- 出血が止まり、白血球が集まり、細菌の侵入を防ぐ
- 痛み・赤み・腫れなどが起こる
② 増殖期(数日〜1週間程度)
- 傷口に新しい細胞(線維芽細胞)が集まり、コラーゲンや血管を作り始める
- 皮膚がふさがる準備が進む
③ 再構築期(数週間〜数ヶ月)
- 新しくできた組織が強化され、元の皮膚構造に近づいていく
- 傷跡が薄くなっていく
成長ホルモンの出番は「増殖期」
この3つの段階の中で、成長ホルモンがもっとも活躍するのは『増殖期』です。
成長ホルモンは以下のような作用を持っています:
- 線維芽細胞の活性化:新しい皮膚や血管を作る細胞の働きをサポート
- コラーゲン合成の促進:皮膚の土台となるタンパク質をつくる
- タンパク質合成の促進:細胞そのものの修復を早める
- 脂肪の分解とエネルギー供給:回復に必要なエネルギーをつくり出す
つまり、成長ホルモンは、傷口の再生と修復をスピードアップさせる重要なホルモンなのです。
成長ホルモンと睡眠の深い関係
成長ホルモンは、睡眠中、特に深いノンレム睡眠時に多く分泌されます。
特に、入眠から90分以内の最初の深い眠りが分泌のピーク。
この時間帯に深い眠りにつけているかどうかが、傷の治り具合にも影響を与えるのです。
睡眠と傷の回復の関係性:
- 成長ホルモンが十分に出る
- 炎症を抑える免疫ホルモンのバランスが整う
- 筋肉・皮膚などの細胞修復が活性化
- ストレスホルモン(コルチゾール)が下がり、治癒に集中できる
傷を早く治したいなら「よく眠る」ことが最も効果的な自然療法なのです。
睡眠の質を高めて成長ホルモンを促す方法
✔ 成長ホルモンを増やす3つの習慣
- 就寝前のデジタルデトックス
- スマホやPCの光はメラトニン(睡眠ホルモン)を妨げ、浅い睡眠の原因に。
- 夕食にたんぱく質をしっかり摂る
- 成長ホルモンの材料となるアミノ酸(アルギニンやグリシン)を含む食事を意識。
- 就寝前に軽いストレッチや深呼吸
- リラックスすることで副交感神経が優位になり、深い眠りに入りやすくなります。
まとめ:傷を早く治す鍵は「夜のホルモン力」!
「睡眠中に傷が治る」とは、まさに成長ホルモンの恩恵によるものです。
✔ 傷の修復には成長ホルモンが欠かせない
✔ 成長ホルモンは深い睡眠中に分泌される
✔ 良質な睡眠=早く・きれいに傷が治るカギ!
怪我の治りが遅い、肌荒れが続く、疲れが取れない…そんなときは、「どれだけ寝ているか」よりも「どんな質の睡眠をとれているか」を見直してみましょう!