めまいや頭痛、吐き気はもしかして「水分不足」かも!?水分補給の重要性とは?【一宮市の接骨院】
2025年06月13日

私たちの身体の約60%は水分でできていると言われています。健康を保つうえで欠かせない「水分補給」ですが、忙しい日常の中でつい後回しになっていないでしょうか?今回は水分が果たす役割と重要性、そして効果的な補給法についてお話しようと思います!
なぜ水分補給が大切なのか?
まず知っておきたいのは、「水分」は単なる喉の渇きを癒すものではないということです。水分には以下のような働きがあります。
- 体温調節:汗をかくことで体温を下げ、熱中症などを予防します。
- 老廃物の排出:腎臓の働きを助け、尿として毒素を排出します。
- 消化と吸収の補助:唾液や胃液の分泌に関与し、消化吸収を円滑にします。
- 血液循環の維持:水分が不足すると血液がドロドロになり、動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高まります。
- 脳の機能維持:脱水状態は集中力や判断力の低下、頭痛の原因になります。
よく聞く「脱水症状」の怖さとは
脱水症は軽度でも身体に大きな負担をかけます。水分が1〜2%失われるだけで、以下のような不調が現れます。
- 1〜2%:喉の渇き、集中力の低下、パフォーマンスの低下
- 3〜5%:頭痛、めまい、疲労感、体温上昇
- 6%以上:意識障害やけいれん、生命の危険
このように体の中から数パーセント水分が失われるだけで全身の症状が出現する事があります。
特に高齢者や乳幼児は喉の渇きを感じにくく、症状が急激に悪化することもあるため、自覚がなくても定期的な水分摂取が重要です。
一日に必要な水分量とは?
日本人の平均的な成人に必要な水分量はおおよそ 1.5〜2.5リットル/日。食事から摂取できる水分も含まれますが、それでも飲み水として1〜1.5リットルは意識的に摂る必要があります。
汗をかく夏場や運動時は、さらに多くの水分補給が必要です。
水分補給のベストなタイミングと方法
以下のタイミングで「こまめに」水分を摂ることが理想的です。
- 起床直後:睡眠中の汗で脱水状態になっているため、コップ一杯の水を。
- 食事中・食後:消化を助け、腸内環境を整えます。
- 入浴前後:お風呂でも汗をかくため、補給が必要。
- 就寝前:夜間の脱水を防ぐために少量の水分を。
補給のコツ
- 一度に大量に飲まず、1回200ml程度を数回に分けて飲む
- 常温の水がおすすめ(胃腸に負担をかけにくい)
- カフェイン飲料は利尿作用があるため水分補給としては不向き
今日から始める水分補給週間!
- 毎朝コップ1杯の水を飲む
- 1日3回「水を飲む時間」をスケジュールに入れる
- 寝る前は少量の水で脱水対策
水では足りないときは?
汗を大量にかく場面では、単なる水ではなくナトリウム(塩分)やカリウムなどの電解質を含んだ飲料が適しています。スポーツドリンクや経口補水液(OS-1など)を上手に活用しましょう。
まとめ
水分は、私たちの命を支える最も基本的な栄養素の一つです。「喉が渇いたら飲む」では遅すぎることもあります。普段から『喉が渇く前に飲む”習慣』をつけることが、健康管理の第一歩です!