自律神経と密接につながる、幸せホルモンについて【一宮市の接骨院】
2025年05月29日

こんにちは、いわくら肩甲骨骨盤接骨院です!
皆さんは幸せホルモンって知っていますか?
自身が「幸せ」と感じる事は「思考と感情をコントロール」して幸せを得ているわけではなく「自分の幸せホルモンをコントロール」することで自分自身が幸せと感じているのです。
今回は幸せホルモンの中でも重要な『セロトニン』についてお話していこうと思います。
セロトニンとは
セロトニンとは脳内に働く神経伝達物質の一つで、他の幸せホルモンには「オキシトシン」と「ドーパミン」と呼ばれるものがありこれら3つを幸福三大ホルモンと呼ぶことが多いです。
セロトニンは人の恐怖や緊張によって発生したノルアドレナリンやドーパミンを制御して精神を安定させる作用があり、痛みや体温のコントロール、睡眠に必要なホルモンと密接な関係があります。
このセロトニンは脳ではなく90%以上は腸で生成され、神経伝達だけでなく腸の蠕動(ぜんどう)運動にも関わります。
セロトニンは必須アミノ酸の一つである『トリプトファン』から作られます。
必須アミノ酸は人間の体で作られないため普段の食事から積極的に取り入れていく必要があり、腸での消化・吸収により生成されるということは食べ物からの摂取がセロトニンの生成方法の一つになります。
食事により摂取したトリプトファンからセロトニンが生成され、セロトニンは日中に浴びた光情報により夜に睡眠を促す『メラトニン』に変換されます。
メラトニンは脈拍・体温・血圧などを低下させ睡眠を誘導するホルモンで、セロトニンの生成量が少なくなればメラトニンに変換される量が減るということになります。

セロトニンを増やすためには
セロトニンを増やすために、セロトニンの原料であるトリプトファンを多く含む食べ物を取るようにしましょう。
豆腐・納豆・味噌などの大豆製品、チーズ・牛乳などの乳製品、米や玄米などに多く含まれています。
その他にもゴマやバナナ、ピーナッツなどのも含まれています。
特にタンパク質にはセロトニンの原料となるアミノ酸が含まれるため豚肉や鶏肉などの動物性たんぱく質や、先ほど出た大豆製品などの植物性タンパク質を摂取しましょう。

そしてセロトニンは日中に浴びた光情報によりメラトニンに変換されるため日光浴やリズム運動(散歩やジョギング、スイミングなど)を行うとセロトニンの活性化につながります。
ただセロトニンの分泌量には限界があるため日光浴は30分ほどが良いとされ、暑い季節は熱中症などのリスクが高まるため時間を短くしたり木陰に出る事でも問題ありません。
まとめ
セロトニンは人間の体の中で生成されますがさらに効率を上げていくと食事や日光浴、軽い運動で活性化するため規則正しい食生活+日光浴や運動を意識して無理のない範囲で行うことが重要となります。
セロトニンのレベルが低下すると、うつ症状や睡眠障害、食欲不振などの問題が生じる可能性があり、適切なセロトニンレベルを維持することは、心身の健康にとって非常に重要です。
次回は幸福三大ホルモンの一つ『オキシトシン』についてお話しようと思います。