デジタル機器の使い過ぎが自律神経に与える悪影響とデジタルデトックスのすすめ!【一宮市の接骨院】
2025年06月27日

スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器は、現代生活の必需品。しかし、使いすぎることで身体の不調を引き起こすことが近年問題になっています。特に自律神経のバランスが乱れることで、心身に様々な悪影響が及ぶことも。そこで注目されているのが「デジタルデトックス」です。
今回は、デジタル機器が自律神経にどのような影響を与えるのか、そしてデジタルデトックスの具体的な効果と始め方をわかりやすく解説します。
そもそも自律神経とは?
自律神経は、呼吸や心拍、消化など無意識に行われる身体の機能を調整する神経です。
主に以下の2つの神経から成り立っています。
- 交感神経:身体を活発に動かす際に働き、緊張状態を作る
- 副交感神経:身体をリラックスさせ、休息や回復を促す
健康な状態はこの2つがバランスよく働くことが大切です。
デジタル機器の長時間使用が自律神経に与える悪影響
1. 交感神経の過剰刺激によるストレス増加
スマホやパソコンの画面を長時間見ると、情報の処理やSNSの通知に反応して交感神経が過剰に働きます。
これにより、常に緊張状態が続き、心身の疲労や不眠、頭痛、肩こりなどの症状が現れやすくなります。
2. ブルーライトの影響で副交感神経の働きが低下
デジタル機器の画面から発せられるブルーライトは、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制し、副交感神経の働きを弱めます。
結果として、寝つきが悪くなったり、睡眠の質が低下したりします。
3. 画面凝視による目の疲れが自律神経の乱れを助長
目の疲れは自律神経のバランスを崩す一因です。特にスマホの小さな画面を長時間見続けると、目の筋肉が緊張し交感神経優位になりやすいです。
自律神経の乱れがもたらす身体の不調例
心の疲れ(情報疲労)
SNSやニュースの情報を無意識に取り込み続けることで、脳が処理しきれずストレスに。
睡眠の質の低下
就寝前のスマホ使用により、ブルーライトがメラトニンの分泌を妨げ、寝つきが悪くなります。
人間関係への影響
「ながらスマホ」によって、目の前の人との会話が減り、孤独感や疎外感を感じる人も増えています。
こうした症状は放置すると日常生活の質を著しく下げるため、早めの対策が必要です。
解決策は「デジタルデトックス」!自律神経を整えるために
デジタルデトックスとは?
『デジタルデトックス』は、一定時間デジタル機器から離れることで、自律神経のバランスを回復し、心身のリラックスを促す取り組みです。
1. 脳のリフレッシュ
情報の洪水から解放され、集中力や創造性が回復。
交感神経の過剰刺激を減らし、副交感神経を活性化します。
2. 睡眠の質向上
夜のスクリーン断ちをする=ブルーライトの影響を減らすことで、より深く質の良い睡眠がとれるようになります。
3. 心の安定と集中力の向上
SNSの「いいね」や通知から解放されることで、気持ちが落ち着き、ストレスが軽減されます。
4. 本来の時間の使い方を思い出す
読書、自然散策、対話など、アナログな活動に没頭できるようになります。
デジタルデトックスの始め方|初心者向けステップ
ステップ1:まずは「30分」から始めよう
いきなり1日スマホを断つのは難しいので、まずは食事中や就寝前の30分だけスマホを手放すところから始めましょう。
ステップ2:通知をオフにする
LINEやSNS、ニュースアプリの通知をオフにするだけで、スマホを見る回数がぐっと減ります。
ステップ3:スマホの定位置を決める
家にいる間はスマホを特定の場所(例:玄関や本棚の上)に置くようにすると、無意識に触る癖がなくなります。
ステップ4:スクリーンタイムを把握する
iPhoneの「スクリーンタイム」やAndroidの「デジタルウェルビーイング」で、1日のスマホ使用時間をチェックしてみましょう。現実を知ることが第一歩です。
ステップ5:週末に「半日デトックス」してみる
慣れてきたら、週末の半日をスマホなしで過ごすチャレンジを。自然に触れる、カフェで本を読む、散歩するなどがおすすめです。
まとめ|デジタル機器と上手に付き合い、自律神経の健康を守ろう
デジタル機器は私たちの生活を豊かにしてくれますが、使い方を誤ると自律神経のバランスを崩し、様々な不調を招きます。
デジタルデトックスは、デジタル機器を否定するのではなく、「必要以上に依存しないための手段」です。
日々の中で小さな「デジタルの休憩時間」を取り入れるだけで、心も身体もリセットされていきます。
忙しい現代人こそ、意識的な「オフ」の時間を持つことが、真の充実につながります!
PC業務やスマートフォンの使い過ぎによる頭痛や身体のだるさなどの症状が出るのであれば当院にご相談ください!