なぜぎっくり腰は起こるのか?急な腰の痛みの原因と対策を詳しく解説!【一宮市の接骨院】

2025年05月5日

こんにちは、いわくら肩甲骨骨盤接骨院です!
現在腰痛に悩む人は3人に1人と言われ、生涯腰痛を経験する人は実に8割にも及ぶとされています。
その中でも厄介なのが、ぎっくり腰と呼ばれる『急性腰痛』です。
今回はぎっくり腰などの腰の痛みに対して原因と対策についてお話しようと思います!

腰痛の分類

腰痛は大きく分けて、『筋筋膜性腰痛』『椎間関節・椎間板性腰痛』『仙腸関節性腰痛』『内科的疾患によるもの』の4つに分類わけすることが出来ます。

筋筋膜性腰痛

筋筋膜性腰痛とは腰を動かしたり支えたりする筋肉に負担が大きくかかった際に肉離れのように筋肉や筋膜が炎症を起こしてしまうものです。
前屈みになれない(靴下やズボンなどが履けない、床に置いた物を腰を曲げて取れないなど)事が多く、筋肉の緊張が強ければお尻や太ももの辺りに痺れなどの症状が出る人もいます。

腰の骨のすぐ外側あたりにざっくりとした痛みがある場合が多く、赤丸で示した場所あたりが痛い方が多いです。

椎間関節・椎間板性腰痛

椎間関節・椎間板性腰痛とは背骨の腰にあたる腰椎の関節が炎症を起こしたり腰椎の間にある椎間板が炎症を起こしてしまうものです。
横になる以外の姿勢で痛みが強く出たり、腰を反ったりした際に痛みが出ることが多いです。
痛みが出た際に足の痺れが出ればヘルニア等の疑いが出てきます。

左側の赤丸で囲った場所が椎間関節と言って上下の椎体が関節している場所で、右側の赤丸が上下の骨の間にある椎間板です。

仙腸関節性腰痛

『仙腸関節』という左右の骨盤の骨と背骨の土台となる仙骨が関節している場所で、スポーツ中や激しい運動の際に仙腸関節に対して負担が大きくなり痛みが出ます。

背骨の土台にあたる仙骨と両方から包むようについている腸骨の関節している場所(赤丸)が仙腸関節と言います。

内科的疾患によるもの

腰の痛みには病気が隠れている場合があります。
水疱やピリピリ感を伴う帯状疱疹、腎臓から膀胱にかけての尿路に石が出来てしまう尿路結石、十二指腸潰瘍や胆嚢炎などの消化器疾患、子宮筋腫などの婦人科の病気などが挙げられます。

もしぎっくり腰になったらどうする?

もしぎっくり腰になってしまった場合はまずは楽な体勢で安静にしましょう。
そして氷嚢や冷却シートなどで痛みが出ている場所をしっかり冷やしましょう!
冷却することにより患部の炎症を少しでも抑えることが大切です。
痛みが少し落ち着いてきたら軽く動きましょう、何時間も動かない時間が続くと体が固まり動きが悪くなっていきます。

ぎっくり腰を予防するためには!

ぎっくり腰になってしまう原因は明確には明らかになっていませんが多くは日々の生活による蓄積により起きる可能性が高まります。
ぎっくり腰を繰り返し起こさないためにも気を付けた方がよいことがあります。

ぎっくり腰になりやすい姿勢をなるべく取らない

重たい荷物や床に置いた荷物を持ち上げる際に、立ったまま腰だけを曲げて持とうとしたり腕の力だけで持とうとすると腰の負担は増加してしまいます。

腰の負担が少ない持ち方は、左図のように股関節・膝関節を曲げて身体と荷物をなるべく近い位置にして持ち上げます。
一度物の重さを確認してから持ち上げます。

右図のように腰から体を曲げて、背筋と腕の筋肉だけで持ち上げようとすると腰に大きな負担がかかります。

朝起き上がる前に寝たまま体を動かす

誰もが朝起きるときは身体が硬くなっています。
すぐに体を起こそうとするのではなく布団の中で軽く体を捻ったり膝を抱え込んだりして腰回りの筋肉を動かしておきゆっくりと体を起こすようにしましょう!
少しでも体を動かしておくだけでもぎっくり腰の可能性を低くできます。

くしゃみや咳の際も気を付ける

激しいくしゃみや咳をした場合、急激に体が前傾し椎体や椎間板、腰の筋肉に強い圧力が加わります。
ぎっくり腰の予防では咳やくしゃみのような大きな圧力がかからないようにすることが重要です。
もしくしゃみが出そうになったら壁に手をつくことにより体が前傾になりにくくなります。

まとめ

急性腰痛は一度起きてしまうと動けなくなる方もいるくらい痛みが強くなってしまうことがあります。
ぎっくり腰を起こした際に足の麻痺や発熱、嘔吐など腰の痛みに留まらないものは放置せずに必ず医療機関へ行きましょう。

当接骨院では腰の痛みに対し、炎症を抑える効果が期待できる超音波施術、痛みの軽減が期待できるハイボルテージ施術、原因筋のマッサージストレッチ姿勢矯正など、一人ひとりに合わせた施術を行っています!

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