【30代女性】薬を飲んでも変わらない肩こり頭痛…週4〜5回の頭痛が週0〜1回へ減少した実例【岩倉市・一宮市の接骨院】
2026年03月2日
こんにちは!いわくら肩甲骨骨盤接骨院です!
今回は「肩こりがつらく、眠れないほどの頭痛が数年続いている」という30代女性の症例の経過をご紹介します!
来院のきっかけ

30代女性。長年の肩こりに加えて、眠れないほど強くなる頭痛に悩まされ来院されました。頭痛は週4〜5回の頻度で、数年にわたって続いている状態でした。さらに、鎮痛薬を使用しても痛みが残ったり再発したりするため、根本的にどうにかしたいという思いが強く、日常生活や睡眠への影響も含めてご相談いただきました。
PS(ペインスケール)について
今回の症例では痛みの強さをPS(ペインスケール)で記録しています。
PSは一般的に0〜10で評価し、
「0=痛みなし」「10=耐えがたい最大の痛み」
という目安で、施術の前後や経過の変化を共有するために使います。
今回来院時は
・頭痛:PS 9/10
・肩周囲の痛み:PS 8/10
と、かなり強い痛みが出ていました。
所見(検査・評価でみられたこと)
触診と動作検査を行うと、首〜肩甲帯(肩甲骨まわり)・背部にかけて筋緊張が強く、頭痛と関連しやすい所見がそろっていました。
・僧帽筋、肩甲挙筋部の疼痛(+)
・背部起立筋部の圧痛(+)
・頚部運動時痛(+):屈曲/伸展/右回旋で誘発
・安静時痛(+)
・頭痛症状(++)
・側頭部〜後頭部にかけての頭痛(++)
・姿勢不良:猫背、巻き肩
・肩甲間距離:14cm(女性平均目安 約9〜11cmより開大)
この評価から、首・肩・後頭部周囲の筋緊張と姿勢不良が背景にある緊張性頭痛(緊張型頭痛)が疑われる状態と判断しました。
緊張性頭痛(緊張型頭痛)とは?

緊張性頭痛(緊張型頭痛)は、首・肩・後頭部まわりの筋が「弱い力で長時間がんばり続ける」状態(持続的な筋緊張)になり、筋・筋膜の滑走不全や硬結(いわゆるコリ)が形成され、痛みを感じる仕組み(痛覚)が過敏化してみられる頭痛です。
関連部位としては、僧帽筋上部、肩甲挙筋、後頭下筋群、頭半棘筋、胸鎖乳突筋、側頭筋に加え、頚部後面の支持に関わる最長筋群(とくに頭最長筋)などが挙げられます。
これらに負荷が蓄積すると、痛みは局所にとどまらず、関連痛として側頭部、耳の後ろ(乳様突起周囲)から後頭部にかけて「締めつけられる」「重だるい」「頭がこっている感じ」という症状がみられます。

耳の後ろの乳様突起付近、すなわち頭最長筋の付着部周囲に圧痛や張りが多く見られます。
また、鎮痛薬で痛みが一時的に軽くなる場面はあっても、筋緊張を生みやすい“土台”が残っていると、時間の経過とともに再発しやすい傾向があります。
特に日常生活では、次のような要因が筋緊張を起こしやすく、緊張性頭痛の原因の1つとなります。
・長時間のデスクワークやスマホ操作など、同じ姿勢が続く生活
・猫背、巻き肩、頭が前に出る姿勢(いわゆるストレートネック傾向)
・肩甲帯の前方化により、首肩の筋が常に引っ張られる状態
・眼精疲労、精神的ストレス、噛みしめや食いしばりで側頭筋が緊張しやすい
・睡眠環境(枕の高さや寝姿勢)で首まわりが休まりにくい
・運動不足や冷えで血流が落ち、回復が追いつきにくい
そのため緊張性頭痛では、「今ある痛み」を落ち着かせることに加えて、首肩まわりの筋緊張・可動性、肩甲骨の動き、胸まわりの硬さ、呼吸の浅さ、生活姿勢といった“再発に関わる要素”を整えていくことが大事になるのです。
このような緊張性頭痛の特徴に照らすと、今回も側頭部〜後頭部の頭痛と、首肩周囲(僧帽筋・肩甲挙筋、後頭下筋群〜耳の後ろ周囲、最長筋付着部)の圧痛が一致していました。加えて猫背・巻き肩、肩甲間距離14cmと姿勢面の負担が強く、筋緊張が抜けにくい状態だったため、痛みの軽減と並行して姿勢・可動性へのアプローチを組み立てました。
施術方針
施術は大きく2段階で組み立てました。
1つ目は、痛みが強い時期に「過敏になっている状態を落ち着かせること」。
2つ目は、症状を繰り返さないために「硬結(筋のしこり・こわばり)と姿勢の崩れを整えること」です。
痛みが落ち着くタイミングを見極めて、施術を切り替えることにしました。
施術内容
来院時の状態に合わせて、以下を組み合わせました。
・疼痛部位に対してハイボルテージ施術
・頭蓋骨を覆っている筋肉を緩める手技
(後頭筋・前頭筋・側頭筋・耳介筋群)
・僧帽筋、肩甲挙筋を緩める手技
・緊張性頭痛に関わる筋へのアプローチ
(僧帽筋上部、後頭下筋群、胸鎖乳突筋、側頭筋)
・肩甲骨はがし(肩甲骨の可動性改善)
・姿勢矯正
大胸筋、前鋸筋のストレッチ/菱形筋を緩める手技
ポイントは、痛いところだけではなく、頭痛に関係しやすい筋の連動と、猫背・巻き肩で負担が固定化している部分まで含めて整えたことです。
施術経過
初回〜初期(来院直後)

来院時は、頭痛PS9/10・肩周囲PS8/10と強い痛みがあり、頚部の動きでも痛みが誘発されていました。
また肩甲骨の間の距離が広がってしまい猫背も強く姿勢が悪くなっていることも確認できました。
(※肩甲骨の間の距離は女性の理想は10cm~12cm)
まずはハイボルテージ施術(炎症を緩和させる特殊電気の施術)で痛みの強さを落ち着かせながら、筋緊張の強い部位(僧帽筋上部、肩甲挙筋、後頭下筋群など)を中心にアプローチし、同時に肩甲骨の動きを肩甲骨はがしで引き出して首肩の負担を減らすことを狙いました。
また、原因となる姿勢(猫背、巻き肩)の改善を目的とした姿勢を悪くする原因に筋肉を特定し、そこを集中的に手技・動的ストレッチ・猫背矯正・背骨矯正を行い姿勢そのもの改善に努めました。
2週間後(数回の継続)
数回の施術を継続した段階で、痛みの“強さ”がまず大きく変化しました。
・頭痛:PS 4/10
・肩周囲の痛み:PS 5/10
・頭痛頻度:週4〜5回 → 週2〜3回
特に「眠れないほどの頭痛」が減ってきたことで、睡眠の質が少しずつ改善し、日中の首肩のこわばりも戻り方が緩やかになってきました。
この時期も痛みの軽減を目的としたハイボルテージ施術、筋緊張の強い部位へのアプローチ、姿勢矯正は継続していきます。
1ヶ月後(施術内容の切り替え)

1ヶ月後には、痛みの強さ・頭痛頻度ともにさらに改善しました。
・頭痛:PS 2/10
・肩周囲の痛み:PS 2/10
・肩甲間距離:14cm → 12cm
・頭痛頻度:週2〜3回 → 週1〜2回
このタイミングで、施術の中心を
「痛みに対する施術」➡「痛みが再発しないように負担の掛からない体にする施術」へ切り替えました。
痛みが落ち着いた段階でそもそも痛みの原因の姿勢や体の使い方の癖(筋肉の緊張、可動性低下、悪い姿勢の固定)へアプローチをしていかないと生活の中で負担がかかるとまた痛みを再発させてしまうからです。
したがって施術の内容も肩甲骨の可動域の拡張の運動療法、巻き肩、猫背改善の為の姿勢矯正、背骨の可動域を広げるための矯正、筋膜リリースをメインで行いました。
3ヶ月後(メンテナンスへ移行)

3ヶ月後には、頭痛は日常でほとんど気にならないレベルまで落ち着きました。
・頭痛:PS 1/10
・肩周囲の痛み:PS 1/10
・頭痛頻度:週0〜1回
・肩甲間距離:12cm → 10cm
この段階で、良い状態を維持する目的のメンテナンスに切り替え、施術頻度を
週1 回➡ 月2回へ段階的に調整しました。
姿勢もダイエットと同じで何もしなくなることでリバウンドします。
なので、症状が落ち着いた後に「良い状態を長く保つ」為に月2回程度の可動域を広げる時間を作ってあげることがその後も快適に過ごすためにとても大切です。
現在(メンテナンス継続中)
現在もメンテナンスを継続中で、頭痛はほとんどなく、肩周囲の痛みも「気になりにくい程度」を維持されています。
良い状態を維持していくためにも最低でも月1度のメンテナンスを強くオススメします。
今回のように、強い症状がある場合でも、原因となる負担(筋緊張・可動性・姿勢)を丁寧に整え、タイミングに合わせて施術を切り替えることで、症状も安定していきます。
セルフケア:大胸筋ストレッチのコツ

・壁や柱に手を当て、胸を開くように身体をゆっくり回す
・痛気持ちいい範囲で20〜30秒キープ
・呼吸を止めず「ゆっくり吐く」を意識する
巻き肩が強い方は、胸の筋(大胸筋)が短くなりやすく、首肩に負担が集中しがちです。
簡単にできる方法としては、次のイメージが取り入れやすいです。
まとめ
「肩こり+頭痛」が続くと、つい体質だと諦めてしまいがちですが、実際には姿勢(猫背・巻き肩)や仕事や家事で毎日使う筋肉の緊張、それに伴う肩甲骨の動きの悪化が絡み合って起きているケースが多いです。
今回の症例では、日常での体の使い方や現在の体の状態へのアプローチと痛みの段階に合わせて施術の軸を切り替え、セルフケアも組み合わせることで、頭痛の頻度と強さが安定して緩解していきました。
頭痛が週に何度も起きる、肩こりが限界、睡眠まで崩れてきた…
そんなときは一人で抱え込まず、一度ご相談ください!
いわくら肩甲骨骨盤接骨院が丁寧にサポートさせていただきます!
店舗情報

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