背骨がいつのまにか潰れる!?圧迫骨折と骨粗しょう症について!【一宮市の接骨院】
2025年05月19日

こんにちは、いわくら肩甲骨骨盤接骨院です。
皆さんは『圧迫骨折』という言葉を聞いたことありますか?
高齢者に起こりやすく急な腰痛を訴えたらまずは疑わないといけないのが『圧迫骨折』になります。
今回は圧迫骨折について詳しくお話していこうと思います!
圧迫骨折とは
圧迫骨折とは背骨(脊柱と言います)の『椎体』と呼ばれる部分が骨折してしまった状態のことです。
高齢者にみられることが多く、背景には骨粗しょう症などの病気があることが多いです。

骨折と聞くと割り箸を折ったような感じを想像しますが、圧迫骨折はしりもちなどで下から突き上げる衝撃と自分の体重が上からかかる事によって椎体が圧力に耐えられず潰れてしまうような骨折になります。
圧迫骨折を起こすと骨折した部分が痛くなり、背が低くなったり背中が丸くなったりなどの痛み以外の症状が出てくることがあります。
圧迫骨折の原因
圧迫骨折の原因の多くは骨粗しょう症を基盤として発症してしまうことが多いです。
骨粗しょう症は骨の強度が通常と比べて弱くなってしまうものですが普段は痛みがあるわけではありません。
ですが、転んだりしりもちをついたり咳やくしゃみをしたりとちょっとした事で骨折しやすくなってしまいます。
そのため腰痛が長引いてきて、いざ検査をしたらいつのまにか骨折していた…なんてことがあります。

左の図のように正常な場合は肌色に見える空洞が細かく小さく見えるだけですが、骨粗しょう症の場合は空洞が大きくなり密度が小さくなっていることが分かります。
そのため外から加わった力が弱くても折れたり潰れたりすることがあります。
そして骨粗しょう症は更年期障害などのホルモンバランスの崩れによって骨密度が急激に落ちてしまう方もいますので注意が必要です。
圧迫骨折の症状
圧迫骨折を起こすと、潰れてしまった骨に対して痛みが出ます。
特に『初動作』と言って、立ち上がる瞬間や歩き始め、前かがみになる瞬間など動き始めに痛みが強く出る傾向があります。
この痛みの程度は人によって様々で、痛みはあるが動ける方から日常生活が困難になるレベルの方までいます。
転倒などによって圧迫骨折した場合などは複数個所骨折を起こしている場合(多発性と言います)は身長が低くなったり背中が極端に前かがみに曲がっていくような見た目の変化が現れることもあります。
こういった見た目の変化によって内臓臓器に障害が出て食欲不振や便秘などを引き起こす方もいます。
圧迫骨折の予防について
圧迫骨折は骨粗しょう症が基盤となって起こることが多いため、骨粗しょう症の対策をすれば同時に圧迫骨折の予防ができる可能性が高くなります。
転倒しないようにしたり、カルシウムやビタミンKを摂取したりします。
カルシウムは身体に吸収するのにビタミンDが必要です、ビタミンDは日光に当たることによって体の中に合成されるため日光に当たることも重要となります。
まとめ
圧迫骨折は骨粗しょう症が基盤となって起こることが多く、症状の程度は様々なのでそれぞれに応じた施術が必要となります。
予防も大切になってくるので日々気を付けて生活していきましょう。

当接骨院では腰の痛みに対し、炎症を抑える効果が期待できる超音波施術、痛みの軽減が期待できるハイボルテージ施術、原因筋のマッサージ、ストレッチ、姿勢矯正など、一人ひとりに合わせた施術を行っています!