オスグットは治らない?サポーターや治療法は効果がある?【一宮市の接骨院】
2025年04月19日

こんにちは、いわくら肩甲骨骨盤接骨院です!
新学期も始まり、これから部活動などが始まっていくことと思いますが、そこで気になるのが運動をした際や後に出る膝の痛みです。
今回は小学生や中学生に起こりやすい膝の痛み、『オスグット』についてお話します!
オスグットとは
オスグットとは子供の成長期に起こる『成長痛』の一つです。
成長痛とは主に10~15歳の間に、急激に身長が伸びる際に骨の長さは大きくなろうとしているのに筋肉の成長が追い付かず、筋肉の付着部が引っ張られて痛みや腫れを起こすものです。
子供の骨は大人の骨よりもまだ成長途中で軟骨成分を多く含んでおり、筋肉の引っ張る力に耐えられなくなった際に軟骨部分がはがれて痛みや骨の隆起を形成します。

太ももの前側の筋肉を大腿四頭筋と呼び、その腱は膝の皿(膝蓋骨)を経由してすねの骨(脛骨)の上部にある脛骨粗面にくっつきます。
身長が伸びようとする際に大腿四頭筋は引き伸ばされており、脛骨粗面は常に引っ張られるストレスにされされます。
オスグットの症状について
主な症状として脛骨粗面の隆起、脛骨粗面の押した際の痛み、腫れや熱感などが見られます。
運動など動かした際に痛みが出現するものの休んでいる時は和らぐ傾向があります。
膝を曲げた際の痛みが多いですが体重をかけてしゃがみ込みが痛みでできない方もいます!

立った状態で膝を曲げても痛みはあまりなく、左図のようにしゃがみ込む動作が膝の痛みで出来ない方がいます。踵が浮いてしまう人もいますが足首が硬くてできない方もいます。踵は浮いてもいいので膝を曲げてしゃがめるかが重要です!
オスグットの対策
オスグットは成長期に一時的に起こるものであり通常は成長とともに痛みが落ち着くことが多いですが、悪化を防ぐために大腿四頭筋のストレッチやアイシング、膝のバンド(シュラッテルバンド)の着用をします。
オスグットが起きている期間中は『痛みが起きている期間をいかに痛みを少なく抑える』かがポイントになります!

大腿四頭筋のストレッチは、立った状態で痛い方の膝を曲げて足先をつかんで太ももの前(左図でピンクの部分)が伸びている感じがするまで膝を曲げます。

痛みが出ているところよりも少し上部にある硬い筋(膝蓋靭帯と言います)を指でつまんで垂直に引っ張るのを1~2分行うと、膝の前面のツッパリ感が弱くなる方もいますので一度試してみてください!
オスグットの予防について
・運動前後にはウォーミングアップやクールダウンを行いましょう!
運動前のウォーミングは身体を適切に動かすための準備時間ですので体があったまるまでしっかりとアップを行います。
クールダウンは運動し終えて硬くなった筋肉を緩めて柔軟性を向上したり、疲労を蓄積しないようにするために必要となります。自宅に帰ってからでもいいので、お風呂上りの時間を活用してストレッチを行うのも良いです。
・それぞれの競技のフォーム・動き方をチェックし、負担がかかる姿勢(例えば深めのスクワットや蹲踞、繰り返しのランメニューなど)をなるべく避けて、距離の短いキャッチボールやボール出しなどできる範囲での練習参加をしておきましょう!
・時々痛みや動作の確認をし、関節の異変などがあれば運動を中止することも重要です。
練習参加したい気持ちはやまやまですが、練習試合や公式戦など出たい試合にフォーカスを当てて練習の強度を調整できるようにしておくと上手に参加することが出来ます!
まとめ
オスグットは一度痛みが出ると成長期の期間痛みを伴うことが多いものになります。
部活動や習い事の運動など、練習参加を止めたくない方も多いので上手に付き合っていけるようにしましょう!

当接骨院では膝の痛みに対し、炎症を抑える効果が期待できる超音波施術、痛みの軽減が期待できるハイボルテージ施術、原因筋のマッサージ、ストレッチ、姿勢矯正など、一人ひとりに合わせた施術を行っています!