【40代 女性】椅子から立ち上がれない程の脚とお尻の痺れが軽減!ヘルニアとは別の原因とは?【岩倉市・一宮市の接骨院】
2026年03月26日
こんにちは!いわくら肩甲骨骨盤接骨院です!
今回は、右のお尻から太ももにかけてのしびれと痛みを訴えて来院された、40代女性の症例をご紹介します。
しびれが出ると、「もしかしてヘルニアかも…」と不安になる方はとても多くみられます。
今回も、来院時には「自分はヘルニアだと思う」と強く感じておられました。
もちろん、しびれの原因として腰椎椎間板ヘルニアが関係することはあります。
しかし実際には、しびれが出る原因はヘルニアだけではありません。
お尻の深い部分にある筋肉が硬くなり、その近くを通る神経を圧迫することで、似たような症状が出ることもあります。
今回のケースでは、検査所見や痛みの出方、筋緊張の状態などを総合的に確認した結果、ヘルニアとは別のケースが疑われる状態でした。
同じように「お尻から脚にかけて痛い」「座っているとつらい」「立ち上がる時にしびれる」という方にとって、参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください!
来院時の状態

40代女性。
2週間ほど前から、右臀部から大腿にかけてのしびれと痛みが出始め、徐々に日常生活でも気になるようになってきたとのことでした。
特に強く症状が出ていたのは、長時間のデスクワークで座ったあとに立ち上がる瞬間です。
腰にも痛みはあるものの、本人としては「腰よりもお尻のほうが明らかにつらい」と感じておられました。
痺れが出ており痛みも強い為、本人はヘルニアを強く疑っておられました。
来院時の痛みの強さはPS(ペインスケール)9/10とかなり高く、安静時にも痛みがある状態でした。
症状の強さからみても、できるだけ早く炎症や筋緊張に対してアプローチしていく必要があるケースでした。
※PS(ペインスケール)とは痛みの度合いを10段階評価で表したもの
所見から考えられたこと
所見は以下の通りです。
・右臀部から大腿後面にかけての疼痛
・腰部、臀部の筋緊張
・しびれ
・右臀部の梨状筋部の圧痛
・腰部の疼痛、圧痛
・安静時痛
・長時間座位で疼痛、しびれが増強
・骨盤確認で右短下肢
・下肢、特に臀部から大腿にかけての柔軟性低下
・SLRテスト陰性(ヘルニアのテストは問題ない)
この症例で重要だったのは、しびれがあるからといって、必ずしもヘルニアとは限らないという点です。

ヘルニアが疑われる場合に参考となる整形外科的テストの一つにSLRテストがありますが、今回は陰性でした。
一方で、梨状筋に負荷がかかりやすい股関節内旋時の痛みがあったこと、さらに臀部深部の圧痛が強かったことなどから、腰由来というよりも、お尻の深部組織による影響が強い状態と考えられました。
このような所見を総合的にみて、今回は梨状筋症候群が疑われる症例として施術を進めていきました。
梨状筋症候群とは?

梨状筋症候群とは、お尻の深い部分にある「梨状筋」という筋肉が緊張し、その近くを走る坐骨神経を刺激することで起こる症状のことです。
梨状筋は、骨盤から股関節にかけてついている小さな筋肉ですが、姿勢の保持や股関節の動きに大切な役割を持っています。この筋肉が硬くなったり、過緊張を起こしたりすると、近くを通る神経に負担がかかり、お尻の痛み、太ももへの放散痛、しびれ感などが現れることがあります。
症状の出方は腰椎椎間板ヘルニアと似ることもあり、患者様ご本人が「ヘルニアかもしれない」と思われることも少なくありません。
ただし、実際には
・お尻の奥が強く痛む
・長時間座っていると悪化する
・立ち上がる瞬間につらい
・股関節を動かした時に症状が強くなる
といった特徴がみられる場合、梨状筋まわりの問題が関係していることもあります。
もちろん、しびれ症状にはさまざまな原因があり、すべてが梨状筋症候群とは限りません。
だからこそ、症状だけで自己判断せず、どこで神経への負担が起きているのかを丁寧にみていくことが重要となってきます。
骨盤のゆがみと梨状筋症候群の関係
今回の患者様の場合、骨盤の確認で右短下肢がみられました。
このような左右差があると、立位や座位のバランスが崩れやすくなり、片側の臀部や股関節まわりに負担が集中しやすくなります。
梨状筋は骨盤と股関節をつなぐ筋肉の一つなので、骨盤の位置異常や股関節まわりの動きの偏りが続くと、片側だけ緊張が強くなることがあります。
その結果、梨状筋部の硬さが抜けにくくなり、神経への刺激が長引くケースもあります。
つまり、症状が出ている場所だけを見るのではなく、なぜその筋肉に負担がかかり続けているのかを考えることが重要です。
今回も単純に「お尻が硬いからそこを緩める」だけではなく、身体全体の使い方や骨盤バランスも含めて施術計画を組み立てました。
初期の施術内容
来院時はPS9/10と症状が強く、まずは炎症や過敏になっている状態を落ち着かせることを優先しました。
実施した施術は以下の通りです。
・右梨状筋部に対する炎症を抑える効果が期待できる超音波+HV施術
・腰部から臀部の筋緊張を緩める手技
・股関節、大腿部のストレッチ
・特に梨状筋を意識した柔軟性改善
初期は痛みとしびれが強く、筋緊張もかなり高かったため、まずは患部への負担を増やしすぎないよう配慮しながら、炎症を抑えることと、硬くなった組織を少しずつ緩めることを中心に進めました。
施術頻度については、症状の強さを考慮し週2回を目安に来院指導を行いました。
施術経過
4週間後
痛みの強さはPS6/10まで軽減しました。
来院時と比べると強い痛みはやや落ち着いてきたものの、まだ座位後の症状や臀部の硬さが残っていたため、週2回の超音波+HV施術は継続しました。
あわせて、硬結部位への手技や股関節・大腿部のストレッチも継続し、自宅でも行える梨状筋のセルフストレッチを指導しました。
6週間後
痛みの強さはPS4/10となり、長時間の座位による疼痛は来院時より減少しました。
この時点で症状の波はまだあるものの、日常生活の中でのつらさは少しずつ軽くなってきたため、施術頻度は週1回へ変更しました。
また、症状の再燃を防ぐ土台づくりとして、このタイミングから右短下肢に対する骨盤矯正も本格的に開始しました。
10週間後
痛みの強さはPS3/10まで改善。
この段階では、単に「今ある痛みを取る」だけでなく、痛みがぶり返しにくい身体の状態に安定させていくことが重要になります。
そこで、超音波+HV施術はいったん中止し、
硬結部位を緩める手技、ストレッチ、骨盤矯正を中心とした施術へ切り替えました。
これは、症状が軽くなってきた時期にとても大切な考え方です。
痛みが弱くなると「もう大丈夫」と感じやすいのですが、筋肉の硬さや身体のアンバランスが残っていると、長時間座位や仕事の負担をきっかけに再発しやすくなります。
そのため、改善後も状態を安定させる施術を続けることが大切です。
12週間後~現在
痛みはPS1~2/10まで軽減しました。
現在も良い状態を保つため、週1回の施術を継続しています。
完全に症状が落ち着いてからも、再発予防の視点で身体を整えていくことは非常に重要です。
特に今回のように、デスクワークによる長時間座位が避けにくい方では、症状が一度軽くなっても、生活環境そのものが負担要因として残りやすいためです。
梨状筋のセルフストレッチ
梨状筋症候群が疑われる方は、施術だけでなく日常的なセルフケアも重要です。
特に、長時間座ることが多い方は、お尻の深部筋が硬くなりやすいため、無理のない範囲でストレッチを取り入れることが再発予防につながります。

ご自宅で行いやすい方法の一つが、仰向けで行う梨状筋ストレッチです。
仰向けに寝た状態で両膝を立て、症状のある側の足首を反対側の膝の上に乗せます。そこから、下になっている脚の太ももを両手で抱えて胸のほうへ引き寄せると、お尻の奥がじんわり伸びる感覚が出ます。
この時に強く引っ張りすぎず、気持ちよく伸びる範囲で30秒ほどキープします。
これを数回繰り返すだけでも、お尻まわりの緊張緩和に役立ちます。
ただし、しびれや痛みが強く出る場合、無理なストレッチはかえって症状を強めることがあります。
セルフケアは大切ですが、自己流で無理をしないことも同じくらい大切です。
しびれ症状は早めの対応が大切です!
今回のように、お尻から太ももにかけてのしびれがある場合、「そのうちよくなるだろう」と我慢してしまう方も少なくありません。
しかし、しびれを伴う症状はできるだけ早い段階で施術を受けることがとても重要です。
神経に関連する症状は、筋緊張や組織の圧迫が長引くほど改善に時間がかかることがあります。
特に、
・しびれが続いている
・座っていると悪化する
・立ち上がる時に痛みが強い
・お尻の奥を押すと強く痛む
このような状態がある場合は、早めに身体の状態を確認していくことが重要です。
しびれがあるから必ず重い疾患というわけではありませんが、逆に「よくあること」と軽くみてしまうのも危険です。
原因に応じた施術や生活指導を早期に行うことで、症状の長期化を防ぎやすくなります。
まとめ
今回の症例では、右臀部から大腿にかけてのしびれと痛みを訴える40代女性に対し、各種所見を丁寧に確認した結果、梨状筋症候群が疑われる状態として施術を行いました。
しびれがあるとヘルニアを心配される方は多いですが、実際には臀部の深層筋の緊張や骨盤バランスの乱れが関係していることもあります。
今回も、痛みを抑える初期施術だけでなく、筋緊張の改善、柔軟性の向上、骨盤調整、セルフストレッチ指導、そして再発を防ぐための安定化まで段階的に進めることで、症状はPS9/10からPS1~2/10まで軽減しました。
お尻から脚にかけてのしびれや痛みがある場合は、我慢せず、できるだけ早い段階で施術を受けることが早期改善につながります。
また、痛みが強い時だけ対処するのではなく、良くなってきた後も再発しにくい身体づくりまで考えることが大切です。
いわくら肩甲骨骨盤接骨院では、症状の出ている場所だけでなく、骨盤や股関節、筋肉のバランスまで含めて確認し、状態に合わせた施術をご提案しています!
長時間のデスクワークや座り姿勢で、お尻から脚にかけての痛みやしびれが続いている方は、我慢せず早めにご相談ください!
店舗情報

【いわくら肩甲骨骨盤接骨院】
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