自律神経のバランスが大切、依存性も関わりがあるホルモンって?【一宮市の接骨院】

2025年05月31日

こんにちは、いわくら肩甲骨骨盤接骨院です!
前回はオキシトシンについてお話しました。
今回は幸福三大ホルモンの最後の一つ、『ドーパミン』についてお話しようと思います。

ドーパミンとは?

ドーパミンは、私たちの脳の中で「神経伝達物質」と呼ばれる物質の一つです。神経伝達物質は、脳内の神経細胞(ニューロン)同士が情報をやり取りするために使われる化学物質のことです。

ドーパミンは「幸せホルモン」「やる気・報酬ホルモン」とも呼ばれ、私たちの気分や行動に大きな影響を与えます。たとえば、何かを達成した時や、好きなことをしているときに「気分が良い」と感じるのは、ドーパミンが分泌されているからです。

ドーパミンの働き

ドーパミンは、次のような大切な役割を持っています。

  • 快感の感じる: 何か楽しいことをしたとき、例えば美味しいものを食べたり、ゲームで勝ったりすると、脳がドーパミンを分泌します。この分泌によって「快感」や「喜び」を感じます。
  • モチベーションの維持: ドーパミンは「報酬システム」に関わっています。目標を達成したときや、努力が実を結んだときにドーパミンが分泌されると、次もまた頑張ろうという気持ちが湧き、モチベーションが高まります。
  • 学習と記憶: ドーパミンは、私たちが新しいことを学んだり、経験を記憶に定着させるためにも重要です。報酬を感じることで、脳はその経験を覚え、次に生かすことができます。

ドーパミンのバランスが崩れると?

ドーパミンは健康な生活に欠かせない物質ですが、過剰に分泌されたり、逆に足りなかったりすると、さまざまな問題が生じます。

  • 過剰なドーパミン: 例えば、ギャンブルや薬物依存などで過剰にドーパミンが分泌されると、報酬を得るために次々と刺激を求めるようになり、依存症になりやすくなります。
  • 不足したドーパミン: 一方で、ドーパミンが不足すると、無気力になったり、楽しみを感じにくくなったり、うつ病のような症状が現れることがあります。日常的な活動が苦痛に感じられることもあります。

生活で気を付けることは?

ドーパミンのバランスを実生活で取るためには、脳が過剰に刺激を求めたり、逆に無気力になったりしないよう、意識的に生活習慣を調整することが大切です。以下の方法で、ドーパミンのバランスを保つことができます。

小さな目標を設定して達成感を得る

ドーパミンは「報酬」を感じることで分泌されるため、日々の生活で小さな目標を達成することが大切です。

  • 朝のうちに簡単なタスクを終わらせる(例:部屋を片付ける、メールを返信する)
  • 運動をする(ウォーキングや軽いストレッチ)
  • 短時間で読書や勉強を進める

これらの小さな成功体験を積み重ねることで、ドーパミンのバランスを保ちながら「やる気」を維持できます。


過剰な刺激を避ける

現代の生活は、スマホやSNS、ゲームなど、ドーパミンを急激に分泌させる刺激に溢れています。しかし、こうした即時の報酬が多すぎると、ドーパミンの感受性が鈍くなり、満足感を得にくくなることがあります。特に、これらの刺激に依存してしまうと、ドーパミンが過剰に分泌され、長期的には心身に悪影響を与えることがあります。

  • SNSの使用時間を制限する
  • ゲームや動画の視聴時間をコントロールする

こうした過剰な刺激を避けることで、ドーパミンのバランスが乱れにくくなります。


運動でドーパミンを自然に増やす

運動は、ドーパミンを自然に増やす方法の一つです。特に、有酸素運動(ジョギング、サイクリング、ヨガなど)は、脳内でドーパミンを分泌させることが知られています。

  • 定期的な運動(週に3回、30分程度のジョギングやウォーキング)
  • ヨガや瞑想(心身のリラックスと調整)

これらを取り入れると、ドーパミンが安定して分泌されるため、ストレスや不安を和らげ、心地よいモチベーションが維持しやすくなります。


十分な睡眠を確保する

睡眠不足はドーパミンの働きに悪影響を与えることがわかっています。脳は夜の間に休息し、ドーパミンのリセットを行います。十分な睡眠をとることで、次の日に元気で活力を持った状態で過ごせます。

  • 7〜8時間の質の良い睡眠を目指す
  • 寝る前にリラックスした時間(読書やお風呂など)を作る

睡眠をしっかりとることで、ドーパミンのバランスが整いやすくなります。


適切な食事で脳の健康をサポート

食事もドーパミンに大きな影響を与えます。特に、ドーパミンの原料となる「アミノ酸」や、「ビタミンB6」などを多く含む食品を摂取することが大切です。

  • プロテイン(肉、魚、卵、豆類):アミノ酸が豊富で、ドーパミンの合成に役立ちます。
  • ビタミンB6(バナナ、アボカド、ナッツ):ドーパミンの生成を助けます。
  • オメガ3脂肪酸(魚、ナッツ、亜麻仁油):脳の健康をサポートし、ドーパミンの働きを向上させます。

バランスの取れた食事を心がけることで、脳の健康を支え、ドーパミンの安定した分泌を促進できます。


ポジティブな思考を意識する

ポジティブな思考を持つこともドーパミンに良い影響を与えます。ネガティブな感情やストレスは、ドーパミンのバランスを崩す原因になりやすいので、日々の生活で前向きな考え方を意識的にすることが大切です。

  • 感謝の気持ちを持つ(毎日、感謝することを3つ書き出す)
  • ポジティブな人との時間を大切にする

ポジティブな感情や思考は、脳内でドーパミンを分泌させ、幸福感を増すことができます。


新しいことに挑戦してみる

ドーパミンは、新しい経験挑戦に対しても分泌されます。新しい趣味を始めたり、学び始めたりすることで、脳に新たな刺激を与え、ドーパミンの分泌を促進することができます。

  • 新しい趣味を見つける(絵を描く、楽器を始める)
  • 旅行や外出で新しい体験をする

新しい経験を通して得られる喜びや達成感は、ドーパミンを活性化させ、モチベーションを高めることができます。

まとめ

ドーパミンのバランスを取るためには、生活習慣の中で小さな調整を加えることが大切です。過剰な刺激に頼るのではなく、少しずつ自分を成長させるような挑戦や努力を日常に取り入れることで、自然とモチベーションが高まり、心身の健康も保たれます。

自分に合った方法を少しずつ実践していけば、ドーパミンのバランスを良い状態に保つことができるでしょう!

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